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資産運用についての基本的な考え方

Money

資産運用に今まで興味がなかった家族に伝えるため、そして自分の今の考えの記録として、自分の資産の守り方を以下に書いてみます。

基本的な考え

10年以内に必要になる資金は元本保証資産で減らさないことを重視して運用しつつ、老後資金など20年以上先まで使わない資金をリスク資産として一時的に減ってもいいから最終的には増える可能性の高い方法で運用する。

その際の運用方法は、

  • 元本保証は定期預金や個人向け国債で運用。
  • リスク資産は世界の株に広く投資する投資信託で運用。

とする。

では、その元本保証資産やリスク資産とは何かを、具体的に説明します。

元本保証資産についての説明

基本は預金でいいので、簡単に説明します。

  • 1000万円までは預金
  • 資産が多い人は個人向け国債

預金はインフレで物価が上がれば実質的に多少減るかも知れないけど、それは仕方ない。10年間毎年均等に積み立てる場合、インフレ率が年率2%として、今のゼロ金利が続く場合でも、減るとして10%程度。そのくらいの減少はあるものとして多めに貯めておく。

個人向け国債は直近2回の利息を放棄すれば元本保証で解約可能。個人向け国債の金利は変動なので国債金利上昇にある程度追従するはずです。

リスク資産についての説明

  • 世界中の株式に広く薄く投資する投資信託

に投資します。

基本的に、株式は過去200年以上、平均すると年間7%くらいで増えてきた。だから、投資信託でその流れに乗るという考えです。

長期の株式投資から得られる利益をグラフにするとこんな感じです。

Fig. 各国の実質株式利益 1926-1997 "Stocks For The Long Run" Jeremy J. Siegel

グラフはジグザグと変動しながらも、100年単位で見れば、増え続けています。

株式や投資信託については、なじみがない方もいると思うのでもう少し説明します。

リスク資産に株式投資信託を購入するメリット

上のグラフからわかるように、

  • 世界経済が崩壊しない限り、資産は平均年利6%くらいで増えていくはず

です。

株式に投資したお金は、歴史的事実として、100年でざっくり100倍くらいになっています。1929年の世界恐慌も、複数回の世界大戦も、2008年のリーマンショックも含めて、100年で100倍。そして2015年現在も史上最高値更新中。(戦争で負けた国は10年ほど暴落していますが・・・)

なので、資産を株式として保有することで、世界経済が本当に崩壊しない限り、お金を増やすことができます。

リスク資産に株式投資信託を購入するデメリット

これもグラフからわかりますが、大きく2つあります。

  • 短期で見ると暴落することがある

歴史的事実として、10~20年に1回、半分くらいに減っている。逆に暴落以外の期間は毎年10%~20%くらい増えている。それを全部平均すると年間平均で6%の上昇となる。恩恵を受けるには、暴落に耐えて持ち続ける精神力が必要です。

  • 20年くらい増えずに停滞することがある

停滞時期に入ると、20年間くらいあまり増えないことがある。でも、株がいつ上がるかは誰にも予想できないので、上がらなくてもひたすら持ち続ける必要があります。

このデメリットを踏まえたうえで、個人的に最適と考える資産運用方法が、この記事の冒頭に書いた、

10年以内に必要になる資金は元本保証資産で減らさないことを重視して運用しつつ、老後資金など20年以上先まで使わない資金をリスク資産として一時的に減ってもいいから最終的には増えるように運用する。

というものです。

実際に私はこの方法で資産を運用しています。

補足1 お勧めの投資信託

では、一体どの投資信託を買えばいいのか。

投資信託購入時の最大の注意点は、運用会社に払う信託報酬ができるだけ小さなファンドを選ぶことです。

投資信託は毎年、資産額に対して定率で信託報酬が差し引かれる。信託報酬が高い投資信託だと、毎年3%以上差し引かれて、株式の平均利益の半分を取られてしまいます。しかし信託報酬が低いものだと、0.5%程度に抑えることができ、その差は大きいです。

具体的には幅広く分散投資可能で低コストなこれらインデックスファンドのいずれかがおすすめ。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド−投資信託のニッセイアセットマネジメント

SMT グローバル株式インデックス・オープン|三井住友トラスト・アセットマネジメント

eMAXIS 先進国株式インデックス | 三菱UFJ投信株式会社

銀行や証券会社は、信託報酬が高いファンドを売るために、"優秀なファンドマネージャーがいる"、"すばらしい戦略に基づいて投資する"、などというが、そのような投資信託は、長期で見ると上記の低コストインデックスファンドに勝てないほうが多いことは、歴史的なデータで示されています。 彼らのセールストークにだまされてはいけません。

また、上記ファンドは「世界の先進国の株式」に広く薄く投資するファンドですが、そのほか好みに応じ、

「世界の新興国の株式」や、 SMT 新興国株式インデックス・オープン|三井住友トラスト・アセットマネジメント

「日本の株式」に <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド−投資信託のニッセイアセットマネジメント

広く薄く投資するファンドを持っても良いです。

その場合、資産を守ることが目的であれば、資本市場の成熟性という観点から「世界の先進国の株式」に対する投資が半分以上になることが安全と考えます。

補足2 自分と家族を守るために本当に大切なこと

一番大事なことは、資産を完全に守る方法はないと理解することです。 たとえばこの日本で、たった100年の間に、戦争や預金封鎖が実際に起きています。預金封鎖の前には上記資産運用でも無意味です。

だから、貯めることより、何があっても稼ぐための方法を普段から用意しておくことのほうが本当は重要です。 たとえば転職できるスキルとか、副業とか、子供の学資が必要なら、子供が自分で稼いだり、返済不要の奨学金を受けられるようにしてもらうなど…。

補足3 参考書

私の上記考えをより詳細、かつ正確に、しかもわかりやすく説明してくれている本がこちらになるので、気になった方は読んでみることをお勧めします。

全面改訂 超簡単 お金の運用術 (朝日新書)

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