面白い発想を見つけたのでコメント。
YAHOO JAPANが社員食堂の食事価格を業績に連動させ始めたという記事。
photo by @Doug88888
ヤフー初の社員食堂がオープン、ランチの価格は"業績連動型" | マイナビニュース
同施設のランチ料金は、会社の業績によって変わる"業績連動型"を採用。前四半期の全社利益目標を達成すれば、次の四半期のランチ料金が無料になる。未達成だった場合、1食540円から、会社が負担する130円を差し引いた410円が社員負担となる。
大企業では、社員が会社の業績を感じにくくなり、また業績への興味も失いがちになるという問題がある。
そこで社員食堂の金額を業績に応じて微妙に変える。
これにより、半年に一度のボーナスより日常的に意識に刷り込むことができる。
定期的に会社業績が社員同士の話題にも上るようになる。
しかも変動は130円と生活に直結する額じゃないから、ダニエルピンクがいうような、インセンティブが逆に社員のパフォーマンスに悪影響を与えるという心配も余りない気がする。
この発想はなかった・・・。
でも、いわれてみると当たり前だし、たぶん人事に関わる人の多くが思いついたことがあるアイディアなんじゃないかとも思う。
社員が利用するもので、会社がコントロールできるものは全てインセンティブの手段にできる。
その中で、社員の大多数が、日常的に利用するものを選んだのかな。
あとは変動を月、週単位とかもっと細かくすると、毎日のランチ価格変動から全社員が会社の業績を肌で感じられていいかも。

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか
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