3Dプリンターの購入を検討するに当たり、日本語で検索をしても、なかなかまとまった内容の3Dプリンタの比較情報が見つからず、途中から英語で調べていました。
見つけたサイトの中で、私が一番頼りにしたのが、3d-hubsのPrinter Guideです。
このガイドでは、8600人を超える3Dプリンタオーナーによる、513機種もの3Dプリンタのレビューをもとに、用途ごとのおすすめプリンタがコメントとともに書かれています。
このサイトは本来、3Dプリンタのオーナーが、出力サービスをするためのサイトなので、判断に使われたレビューも手慣れた人がばりばり使った後に書かれていて、参考になります。
用途別のオススメ機種名だけ抜き出します。詳しくは、英文ですが、サイトを見てみてください。 国内で買える機種には☆をつけます。
PROSUMER
・・・高品質、高信頼を突き詰めるプリンター。プロ向け。
- Ultimaker 2+☆
- Form 2☆
- Zortrax M200☆
WORKHORSE
・・・失敗少なくわりと高品質で印刷を続けられる。ハード、ソフトのちょっとした改造も可能
- Makergear M2
- LulsBot TAZ 6
- BCN3D Sigma☆
- Creator Pro☆
BUDGET
・・・安く割ときれいなものが作れる。ハード、ソフトのちょっとした改造も可能
- Prusa i3 MK2
- Rostock MAX☆
- Simple Metal☆
PLUG AND PLAY
・・・使いやすく安定して割ときれいな出力が出来る。
- CraftBot PLUS
- LulzBot Mini
- CEL Robox☆
SLS
・・・レーザー焼結による産業用3Dプリンタ。個人には縁のない価格。
- EOS P 396☆
このサイトのリストの欠点は、レビューがある程度の数貯まるまではリストに上がらないこと。 なので、このリストには本当の最新機種は出てきません。たとえば、最近発売されたUltimaker 3などは未掲載です。
しかし、それを差し引いても、小規模メーカーが乱立し、玉石混淆の現在の3Dプリンター市場においては、実際に多く使われて高く評価されているプリンターを選べることのメリットは大きいと考えます。
こうしてみると、定番機種の半分以上は、日本国内でも購入できるんですね(ちょっと高いですが・・・)。
ちなみに、そんな中、私が選んだのは CEL Roboxです。
選択した理由はいくつかありますが、1ヶ月以上いろいろ印刷して、自動調整機能のみでこんな感じできれいにプリントが出来るので、気に入っています。
左が積層ピッチ0.2mm、右が0.1mmです。 メカ精度の限界なのか、円筒形を高く積むと、時々X,Y方向にわずかにずれが出るのが気になりますが、それ以外の造形品質は非常に高いと感じます。
Roboxの開封レビューはこちら
国内で買うなら、今ならAmazonで2つの材料を同時に使えるDual Materialモデルが1年保証つき、20万円で買えます。

RoboxDualMaterialタイプ RBX02 デスクトップ3Dプリンター【日本正規代理店品】
- 出版社/メーカー: CEL Technology Ltd.
- メディア: その他
- この商品を含むブログを見る
ただ、国内だとRobox用フィラメントは非常に高いので、Roboxを買う人は、いずれ保証を諦めて非純正のフィラメントを使うか、海外からフィラメントを取り寄せる覚悟は必要です。