先日の記事で、家庭用のデスクトップ3Dプリンタは市場規模が小さすぎるので、大手の家庭用IJプリンタメーカーは参入しないだろうと書きましたが、
なんと、あのCanonがすでに家庭用3Dプリンターを売っていました。
製品名は、Marv。
ただし、海外、しかも韓国、ドイツ、ポーランドなどごく一部の国限定だったそうです。このたび中国でも売り始めるそうです。
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仕様を見ると、
ノズル高さの自動キャリブレーション、冷却ファン速度可変、1ノズルですがフィラメント入れ替えによる複数色プリントなど、3Dプリンタとしても比較的進んだ機能を持っているだけでなく、
複数のセンサーによる安全機構や、待機電力低減など、プリンタメーカー的機能も持っています。
ただ、ヒートベッドなしで、フィラメント対応範囲は狭そう。というか、ノズル温度の使用範囲は書かれていなかったり、専用のフィラメントしか使えない雰囲気もあります。
良くも悪くもプリンタメーカー的な製品のようです。
こういうのをみると、大手が参入しても、確実に専用フィラメント縛りにして利益を取りに来ることが予想されるので、私が大手の製品に魅力を感じることはないかもしれませんね。。
ちなみに開発しているのはCanon Korea Business Solutionsという韓国の関連会社。コピー機の販売だけでなく、自社で開発機能も持っているそうです。資本の半分をロッテグループが持っているようなので、Canon本社に縛られず、比較的自由に開発できるのでしょうか。